ホームページを見直すとき、写真や余白を変えるだけで検索にも有利になるのか、迷うことがあります。デザイン案を判断するには、見た目の印象と、検索エンジンが読み取る内容を分けて確認する必要があります。
SEOを考慮したデザインでは、本文とリンクをGoogleが読み取れるか、スマートフォンでも必要な情報が残るか、表示や操作に支障がないかを確認します。文字を画像にまとめる前に掲載内容と見出し構造を決め、実装後のページで検証しましょう。
デザインとSEOの関係
デザインの点検では、検索で見つかるための構造と、訪問した人が読んで操作するための使いやすさを区別します。両方を確認しますが、ボタンの色や余白を変えれば順位が上がる、と単純には判断できません。
GoogleはCore Web Vitalsをランキングに使用する一方、良いスコアでも上位表示を保証しないと説明しています。本文が検索者の疑問に答えているかも含めて点検してください。
問い合わせを増やすためのボタンやフォームの改善と、検索結果で表示されるための改善も、目的を分けて記録します。問い合わせ率が変わったことを、そのままSEOの効果とは呼ばないようにしましょう。
文字・見出し・リンクの設計
サービス内容や料金の条件など、判断に必要な説明は、画像だけに頼らずテキストでも読めるようにします。デザイン案で文字に見えていても、実装時に一枚の画像にされていないか、担当者に確認してください。
見出しは文字を大きくするためだけに選ばず、内容の階層に合わせます。ページ全体の主題、その中の大きな話題、話題の補足という関係を整理してから見た目を調整します。サイズと見出しの役割を分ければ、必要な説明を探せる構成を保てます。
リンクも「詳しくはこちら」だけを繰り返すより、料金や施工事例など、移動先で何が分かるかを示します。GoogleのSEOスターターガイドは、読みやすい構成、内容が伝わるタイトル、分かりやすいリンクの説明を推奨しています。
画像とスマホ表示
画像の内容を伝える説明文を用意し、ページ内の話題と関係する位置へ配置します。Googleは画像の内容や本文との関係を理解するために、alt属性で設定する代替テキストを案内しています。検索語を詰め込むのではなく、何を写した画像なのかを簡潔に表しましょう。
スマートフォンでは、横幅に収まるかだけでなく、PCで読める重要な説明が欠けていないかを確認します。Googleのモバイルファーストインデックスの説明では、主にモバイル版のコンテンツを使い、PCと主要な内容を同等にすることが推奨されています。
長い説明を折りたたみにする場合も、開けば読めるか、見出しから内容が分かるかを試します。画面を短くするために料金条件や対応範囲そのものを削らないようにしてください。
表示速度と操作の点検
実際のページをスマートフォンで開き、本文が表示されるまで待たされるか、押した操作が反応するか、読み込み途中で画面が動いて押す場所がずれないかを確認します。症状を記録してから、画像、動画、外部スクリプトなどの原因を制作担当者へ調べてもらいましょう。
見つかった状態 | 確認する対象 | 修正後の確認 |
|---|---|---|
大きな写真の表示を待つ | 画像の寸法と容量、読み込み方法 | 必要な写真を保ったまま表示されるか |
途中でボタンの位置が動く | 画像等の表示領域を確保しているか | 読み込み前後で位置がずれないか |
メニューを押しても開かない | 操作処理と、重なっている要素 | 実機で開閉し、リンク先へ進めるか |
固定ボタンが本文を隠す | 小さい画面での表示領域 | 末尾の説明まで読めるか |
これらは原因を調べるための例です。スコアだけで不要な改修を増やさず、実際に起きる問題と必要な内容を両方確認します。
制作時と公開後の確認
原稿の担当者は残すべき情報、デザイナーは見出しと配置、実装担当者はテキストやリンクの構造を確認します。デザイン画像だけで完了にせず、公開予定のページでも同じ情報が読めるかを確かめます。
公開後は、変更したURLと日付を残し、Search Consoleの検索語、表示回数、クリックを追います。問い合わせやフォームの動きは別に記録し、検索流入が減ったのか、訪問後に操作できないのかを分けて調べてください。一度に内容と構造を大きく変えた場合は、どの変更が影響したかを断定しないようにします。
問い合わせボタンの前に何を説明するかは、読者が決めたいことから考えます。費用を確認したいページなら料金条件へ、依頼先を比べるページなら事例や担当者の説明へ進めるようにします。相談を決めた人には、受付内容と送信後の流れが分かる窓口を用意します。
「詳しい条件を探せない」「スマホでボタンを押せない」といった問題は、デザイン案の好みの議論から切り離して記録できます。公開前には制作担当者と確認箇所を共有し、修正したURLで直ったかを確かめてください。
WAKURUのHP制作・部分改善・LP制作へ相談する場合も、好みの参考画像だけでなく、残したいページ、検索から来ているページ、操作で困る箇所を共有すると、改修範囲を具体化できます。



