外壁塗装の広告を出していても、問い合わせが少ない。反響はあるのに、現地調査まで進まない。LPを直す前に、どの段階で依頼者が止まっているかを確認すると、改修する箇所を決めやすくなります。
まず問い合わせとして数える行動と訪問数の定義をそろえ、そのうえで広告と工事内容の一致、費用の条件、施工事例、フォームを点検しましょう。この記事では、反響率の計算方法と、現地調査まで含めた見直し方を説明します。
外壁塗装LPの反響率の計算
反響率を比較する前に、何を一件の反響とするかを決めます。この記事では、同じ期間の有効な問い合わせ件数を、LPを閲覧したセッション数で割った値を使います。有効な問い合わせとは、営業連絡やテスト送信を除いた、塗装工事に関する相談とします。
計算式は「反響率=有効な問い合わせ件数÷LPを閲覧したセッション数×100」です。仮に500セッションから10件の問い合わせがあれば2%になります。これは計算の説明用の数値で、外壁塗装業界の平均や目標値ではありません。
電話とフォームで同じ人が相談した場合や、送信し直した場合の数え方も決めておきます。広告クリック数を分母にした率と、LPのセッション数を分母にした率は、そのまま比較できません。広告管理画面とアクセス解析の値を混ぜず、比較期間と集計方法をそろえましょう。
広告とLPの内容を合わせる
広告で案内する地域、工事内容、相談内容を、LPでもすぐに確認できるようにします。たとえば外壁塗装の見積もりを案内している広告なのに、移動先で屋根工事の説明ばかりが続いていないかを点検します。
対応地域の外からの問い合わせが多い場合は、LPに対応地域を明示するとともに、広告側の配信条件も確認します。建物の種類や対応できない工事があるなら、受付で断る前に読者が確認できる説明を検討してください。
Google広告のLPに関する説明では、情報の有用性や関連性、広告から期待される内容などを利便性の判断要素に挙げています。LPの見直しでは、訪問者がどの広告を見て何を期待したかも確認します。
見積もり前の疑問に答える

料金と施工事例は、見積もりを依頼する前に自社が候補になるかを判断するための情報です。安さを強調するだけでなく、その金額や事例がどのような工事条件に対応しているかを伝えます。社内の見積書や工事記録を確認してから掲載しましょう。
料金に含む工事と追加条件
料金を載せるなら、外壁の面積や使用する塗料、足場、洗浄、下地補修など、金額の前提と対象範囲を示します。すべての工事を一律の価格にまとめられない場合は、現地調査で何を確認して見積もりを作るかを説明します。
比較する内容 | 掲載前に確認する資料 | 読者へ伝える条件 |
|---|---|---|
塗装する範囲 | 見積書の工事項目 | 外壁以外の付帯部や屋根を含むか |
使用する材料 | 仕様書・商品資料 | 塗料の名称と仕様 |
追加作業 | 現地調査・見積もりの運用 | 追加が必要なときにいつ説明するか |
この表は確認の例であり、記載した作業がすべて基本料金に含まれるという意味ではありません。掲載する価格と実際の見積もりの条件が違わないようにします。無料診断や保証を案内する場合も、実際の対象範囲を併記します。
施工事例で確認できる内容
施工事例には、自社が担当した建物と工事の内容を、公開できる範囲で載せます。施工前後の写真に加えて、依頼時の悩み、確認した状態、実施した工事、使用した材料などを説明すると、写真が何を示すか分かります。
工事記録にない耐久年数や効果を後から付け加えないようにしてください。費用を載せる場合は、その事例の施工範囲に対応する金額か確認します。
写真素材は工事のイメージを伝える用途に使い、自社の施工実績として扱わないことが大切です。実際の事例写真は施主の公開許諾を確認し、住所や表札など不要な個人情報が写っていないかも見ます。
問い合わせの操作と計測を確認する
スマートフォンの送信テストは、必須項目の未入力、形式が違う連絡先、正常な入力を分けて行います。エラーが出た項目を見つけられるか、修正するときに他の入力が消えないか、送信中の状態が分かるかを確認してください。テスト用の氏名と連絡先を使い、受付担当者にも試験だと伝えます。
正常に送信できたら、完了画面だけで判断せず、受付通知と管理画面の記録を送信時刻で照合します。画面は成功でも受付に届かない場合と、受付には届くのに完了表示が出ない場合を分けて調べます。連続タップや再読み込みで重複受付が起きないかも確認し、テスト送信は反響の集計から除きます。
入力項目は、連絡と依頼内容の確認に必要な情報を優先します。建物の図面や詳しい面積など、相談前に用意できない人もいる項目は、必須にする理由を受付担当者と確認しましょう。概算相談と現地調査の申し込みを区別する場合は、送信後に何が起こるかも説明します。
GA4では、問い合わせに対応する推奨イベントのgenerate_leadが案内されていますが、推奨イベントは自動送信されません。使う場合は、どの時点で送信するかを計測担当者と決め、テストを行います。
電話ボタンのクリックだけでは、実際に通話して相談を受けたかは分かりません。反響として集計する際は、フォームの有効な送信や受付の通話記録と突き合わせます。
現地調査につながったかを見る
問い合わせ件数だけでなく、その後の進行を同じ管理表に残します。受付日、連絡状況、対応地域、相談内容、現地調査の日程、見積もりの提出状況などを記録し、進まなかった理由も分かる範囲で記入します。
たとえば対応地域外の相談が多ければ、広告地域とLPの案内を見直します。連絡が取れない相談が多ければ、連絡先の入力や希望連絡方法を確認します。現地調査後に条件の食い違いが判明するなら、料金や対応工事の説明を点検します。
一件の相談から広告を特定できない場合は、不明として残します。推測で振り分けて精密な数字に見せるより、分かる範囲をそろえて判断する方が、次回の比較にも使えます。
改善前後を比べる条件
LPを直した日と変更点を記録し、同じ定義の反響率で比較します。同時に、広告の予算、配信地域、検索語や広告内容、流入数の違いも確認しましょう。複数の条件を一度に変えた場合は、LPだけの効果として切り分けられません。
問い合わせが少ない期間は、数件の増減で率が大きく変わります。率だけを見て成功とせず、問い合わせの内容と現地調査への進行も合わせて判断します。一律の反響率を目指すより、自社で受けたい工事の相談につながっているかを確かめてください。
WAKURU株式会社のHP制作・LP制作では、既存ページの部分改善も相談できます。広告から来た人に必要な説明と、問い合わせまでの流れを整理して検討します。



