外壁塗装会社のホームページ費用は、制作時の金額だけでなく、維持費と更新費を加えて比較します。公開料金には小規模な定額プランから複数ページの買い切り制作まであり、同じ条件の相場としてひとまとめにはできません。
公開料金例と適用条件

制作会社の料金を比べるときは、ページ数、更新方法、月額料金の条件をそろえます。以下は2026年9月7日に確認した各サービスの公開表示です。業界全体の平均や相場を示す調査ではなく、契約前に最新の適用条件を確認するための例として見てください。
サービスと出典 | 制作・初期費用の表示 | 月額と主な条件 |
|---|---|---|
まる製作所 | 最大5ページで89,800円〜税込。先着10名の先行公開価格 | 2,480円〜税込の月額プラン加入が必要。ドメイン費は別 |
塗装業者専門ホームページ制作 | 制作費無料。FAQに初期費用5,000円の別記あり | 1ページ9,800円、2〜6ページ14,800円、7〜12ページ19,800円。月額は税別。最低6か月 |
IZANA | 1ページ30万円〜、5〜8ページ50万円〜、10〜15ページ80万円〜 | 買い切り・月額0円の表示。料金表で税区分や総維持費の範囲は確認できず、要照会 |
まる製作所の先行公開価格は、残枠を確認できているわけではありません。終了後は標準プラン148,000円税込へ移行予定とされています。通常価格での見積もりも確認しておくと、予算が変わる場合に対応できます。
塗装業者専門ホームページ制作は、制作費と初期費用を分けて表示しています。初期費用5,000円の税区分はFAQだけでは確定できないため、支払総額を確認してください。「制作費無料」を「最初に払う費用が一切ない」と読み替えないことが大切です。
IZANAの月額0円も、サイト運用に関わるあらゆる費用が将来までゼロになると判断する材料にはできません。サーバー、ドメイン、公開後の修正や保守がどう扱われるかを、依頼する内容に合わせて確認します。
1ページに情報を集約するプランと、施工事例を自分で追加できる複数ページのプランでは、作業範囲が異なります。まず必要な情報と更新方法を決め、その条件に合う見積もりを比べましょう。
制作費と維持費の合計

予算は初回の支払額と、使い続ける費用を分けて集計します。比較する期間と月額料金を払う月数を決め、各社を同じ条件で計算してください。
比較期間の総費用=制作・初期費用+月額料金×支払月数+ドメインなどの実費+更新・追加作業費
たとえば前節のまる製作所の先行公開価格89,800円と月額2,480円を使い、月額料金を12回払う場合の小計は119,560円、36回なら179,080円です。これは掲載価格からの単純計算で、ドメイン代、更新の単発料金、追加ページなどを含みません。限定価格が適用されることも前提です。
先行公開価格が使えず初期費用が148,000円なら、同じ月額を12回払う小計は177,760円、36回なら237,280円になります。月額だけでなく、初期費用の適用条件でも比較結果が変わります。公開月の扱いなどで支払回数が変わるため、これをそのまま初年度の請求額とは考えず、見積書で確認してください。
費用 | 比較前にそろえる条件 |
|---|---|
制作・初期費用 | 税区分、ページ数、原稿・写真の準備範囲 |
維持費 | 支払開始月、最低期間、サーバーと保守の範囲 |
ドメイン費 | 取得費と更新費、誰が契約するか |
更新費 | 施工事例や文章修正を何回依頼するか |
追加費 | 機能、ページ、既存サイト移行の有無 |
社内で文章や写真を準備する時間も、別欄で記録すると比較しやすくなります。外注額が小さくても、担当者が作業を続けられなければ、必要な情報を更新できなくなるためです。
見積書で分けたい作業

「ホームページ一式」という見積もりだけでは、塗装会社に必要な説明を誰が作るのか分かりません。原稿、写真、ページ、機能、運用に分けて確認します。
作業 | 見積もりで確認する内容 |
|---|---|
会社・工事の原稿 | 聞き取りから執筆するか、支給文を載せるだけか |
施工事例 | 最初に何件登録するか、以後は誰が追加するか |
写真 | 撮影を含むか、支給写真の整理・加工はどこまでか |
料金と保証の説明 | 見積条件、対象外事項、確認担当者を整理するか |
問い合わせ | フォーム、電話、写真添付など必要な機能を含むか |
更新機能 | 自社で何を変更できるか、操作説明を含むか |
既存サイトの移行 | 記事・画像・URL・計測の引き継ぎを含むか |
公開後の保守 | 障害時の連絡、復旧、修正の対応範囲 |
施工事例を「更新できる」という説明にも違いがあります。自社で管理画面へ入力するのか、素材を制作会社へ送り有料で登録してもらうのかを確認してください。月額に更新が含まれる場合は、回数と1回で依頼できる量まで聞きます。
写真や保証の内容は制作会社だけでは確定できません。公開してよい写真、使用材料、工期、保証の対象と対象外は、自社で確認する担当者を決めます。原稿作成を依頼する場合も、裏付けのない実績や効果が追加されていないか、納品前に確認してください。
各社へ同じ資料を渡し、含む作業、別料金の作業、自社で行う作業を回答してもらうと、価格差の理由を比べられます。安いか高いかを判断する前に、依頼範囲の違いを明らかにしましょう。
予算に合わせた構成の決め方


最初に確保したいのは、施主が相談できるかを判断する情報です。対応工事と地域、診断や見積もりの流れ、施工事例、料金の考え方、保証条件、担当者、連絡方法を整理します。
少ない情報をまず案内するなら、1ページへまとめる案もあります。一方で、外壁・屋根・防水などの工事を詳しく説明したい、事例を継続して追加したい場合は、情報のまとまりに応じてページを分ける案を比較します。ページ数そのものを成果の基準にはしません。
5ページ構成を検討するなら、たとえばトップ、工事と対応地域、料金と見積もり、施工事例、会社・問い合わせのような配分が考えられます。これは構成の例であり、どの会社もこの5ページで十分という意味ではありません。事例の詳細を何件作るか、フォームを別ページにするかで、見積もり上の数え方も変わります。
予算を抑えるときは、必要な連絡機能や更新方法を削る前に、自社で用意できる素材と、後から追加できる機能を分けます。最初は代表的な事例を掲載し、運用開始後に追加するなら、追加1件の料金と担当者を先に決めておきましょう。
派手な動きや機能を増やすより、現在の営業や受付でよく聞かれる質問に答えられるかを確認します。何を載せる必要があるかが決まれば、制作費をかける箇所と、段階的に追加する箇所を分けやすくなります。
問い合わせボタンの前には、連絡後の確認事項や現地調査の流れを案内します。すぐに見積もりを申し込まない人も、事例やよくある質問を読んで判断できるようにすると、受付で繰り返している説明をページへまとめられます。
契約と解約時の確認
契約前には、利用をやめたときに何が残るかを確認します。月額の安さだけで判断すると、後からサイトを移す際に別の費用が必要になる場合を見落とします。
たとえばまる製作所のFAQでは、解約後は公開を終了し、デザインやコードなどを渡すと説明されています。ただし、他社サービスへそのまま取り込んで公開できる形式ではなく、再公開の設定・構築作業は別途必要とされています。データを受け取れることと、すぐ移転できることは別です。
塗装業者専門ホームページ制作では、最低契約期間は6か月と案内されています。こうした条件は、利用開始時の総額だけでなく、途中で方針を変える場合にも関わります。
契約項目 | 確かめること |
|---|---|
最低契約期間 | いつまで支払う必要があるか |
解約・変更 | 連絡期限、手数料、残期間の支払い |
ドメイン | 契約者の名義、更新、移管の方法 |
データと権利 | 原稿、写真、デザイン、コードの扱い |
再公開 | 他社で使える形式か、設定費用が別に必要か |
保守 | 障害時に誰が対応し、何が有料になるか |
確認した内容は口頭だけでなく、見積書や契約条件に残します。将来ほかの担当者へ引き継ぐ際にも、何を利用でき、何を改めて依頼する必要があるか分かるようにしておきましょう。
費用に見合う成果の見方

ホームページの費用を回収できるかは、実際の相談や受注から確認します。問い合わせ数だけでなく、現地調査へ進んだ件数、受注した案件、そこに残った粗利を記録してください。
予算を決める際には、比較期間の総費用を、受注1件から残る粗利で割る試算が使えます。たとえば総費用60万円、1件の粗利20万円と仮定するなら、3件分の粗利で費用と同額になります。これは計算方法の例であり、塗装業の平均粗利や必要な受注数の調査結果ではありません。
受注がホームページを経由したとしても、そのすべてが新規制作による純増とは限りません。紹介された人が連絡先だけを確認した場合も考えられます。知ったきっかけ、初回の相談日、成約までの期間を記録し、もともとあった集客と分けて検討しましょう。
成果が足りないときは、流入が少ないのか、説明が不足しているのか、受付や営業で止まっているのかを確かめます。追加制作や広告の費用を払う前に、どの作業を増やす必要があるかを決めてください。
最終的には、必要な情報を公開できること、更新を続けられること、契約期間中の費用を把握できることをそろえて予算を決めます。初期費用と月額料金の両方が分かる見積もりを取り、作業範囲に納得できるかを確認しましょう。



