遺品整理の問い合わせが来ないときは、まず電話やフォームで連絡を受けられるかを確認します。そのうえで、検索や紹介で知ってもらえていないのか、サイトを見ても相談に進めないのかを分けると、改善すべき箇所を絞れます。
アクセスが少ないからと広告を増やしても、受付が動いていなければ相談を受けられません。この記事では、問い合わせが来ない原因を7つに分け、確認に使う情報と改善の順序を解説します。
問い合わせが来ない状況を切り分ける
最初に「開業後から一度も来ない」「以前より減った」「特定の経路だけ止まった」を分けます。電話の着信、フォームの受信、紹介元からの連絡を、同じ期間で確認してください。
広告やアクセス解析に表示される成果の件数と、実際の相談件数も区別します。電話番号のクリックを測っている場合、その回数だけでは実際に通話したかは分かりません。Google広告の通話コンバージョン計測の説明
確認できた状態 | 次に調べる箇所 |
|---|---|
実際の相談はあるが計測は0件 | 計測設定、対象とする成果、期間のずれ |
ページへの訪問も相談も減った | 検索での表示、広告配信、紹介元の変化 |
訪問はあるが相談を受けていない | 電話・フォーム、掲載情報、訪問者の目的 |
Webの相談は変わらず紹介が減った | 紹介元ごとの件数、担当者や案内方法の変化 |
これは原因を確定する表ではなく、次に確認する箇所を選ぶための目安です。件数が少ない場合は、1週間などの短い期間だけで判断せず、比較できる期間を確保します。営業日、広告を出した日、作業を受けられた日も記録しておきましょう。
遺品整理の問い合わせが来ない7つの原因

原因は一つとは限りません。まず連絡を受ける仕組みを確かめ、次に流入、掲載内容、対象となる人、紹介の順に見ます。確認していない項目を推測で原因と決めず、実際の画面や記録と照合してください。
電話やフォームが正常に動いていない
自分のスマートフォンでサイトを開き、電話番号を押すと正しい番号へ発信できるかを確認します。パソコンでは見えていても、スマートフォンの固定ボタンが隠れていたり、古い番号が残っていたりする箇所がないかを調べましょう。
フォームは、自社内のテストと分かる内容で送信し、送信完了、受付メール、担当者への通知まで確認します。送信完了画面が出ただけでは、担当者が相談を読めるとは限りません。迷惑メールへの振り分けや通知先の変更漏れも点検してください。
不在着信への折り返しと、受信後の返信を誰が担当するかも決めます。連絡の受信と、その後の対応を一続きで確認することが大切です。
地域の検索で見つけてもらえていない
Google Search Consoleで、自社のサービスページがどの検索語で表示され、クリックされているかを調べます。検索パフォーマンスでは、表示回数やクリック数をページ、検索語などで確認できます。これらは検索結果での動きであり、問い合わせ件数ではありません。Google Search Consoleの検索パフォーマンスの説明
表示が減ったページと、表示はあるのにクリックが減ったページを分けましょう。対象地域やサービスがページで分かるか、検索する人の疑問に答えているかを確認します。地域名だけを置き換えたページを増やす前に、既存ページの作業範囲や事例を整えてください。
Googleマップの情報が不足している
Google ビジネス プロフィールのオーナー確認、連絡先、営業時間、サイトへのリンクを確認します。サイトを移転した後に、古いリンクが残っていないかも見てください。
Googleは、ローカル検索の主な要素として関連性、距離、知名度を挙げています。自分の端末で検索した順位だけを見て、地域全体で見つかっていないと断定するのは避けましょう。Googleのローカル検索順位に関する説明
実際の業務が分かる写真と説明をそろえ、電話やサイトへの導線を確かめます。情報を増やす際も、実態と異なる名称や対応内容を記載しないようにしてください。
料金や作業実績を判断できない
訪問者が、自社に何を頼めるか、費用をどう確かめられるかを判断できるページにします。料金表があっても、分別、搬出、清掃などの範囲や、追加費用の条件が分からなければ、比較に使える情報は不足しています。
事例は、間取りや写真だけでなく、依頼者の要望と作業した範囲を添えます。実績が少ない場合も、架空の事例を作る必要はありません。見積もりの手順、残す品の確認、担当者、作業後の報告を具体的に説明してください。
家族で検討する人や遠方の人も、次に何をすればよいか分かるよう、相談から作業までの流れを示しましょう。
連絡前の入力や操作が負担になっている
フォームを開き、初回相談に本当に必要な項目かを確認します。正確な家財の量、すべての部屋の写真、詳細な作業希望などを必須にすると、まだ情報を持っていない人は入力を進められません。
初回は連絡先、現場の市区町村、相談の概要などに絞り、詳しい確認を後で行う方法を検討します。写真を受け付ける場合も、用意できないときの相談方法を示してください。
電話、フォームなど複数の窓口があるなら、受付時間と返信の目安を実際の体制に合わせて記載します。ボタンを増やすだけでなく、どの方法なら今相談できるかが分かる状態にしましょう。
来訪者と自社の対応条件が合っていない
訪問者の数があっても、求人を探す人や自分で片付ける方法を調べる人が中心なら、依頼相談と直結するとは限りません。検索語、見られているページ、受付で聞いた内容を照合します。
また、相談者の住所と現場の住所は分けて確認します。遠方から実家の遺品整理を依頼する人まで、地域外の相談として除外しないようにしてください。
対象外の作業が多ければ、ページの冒頭や料金の近くに対応範囲を示します。依頼を検討する人が多いページでは、見積もりや現地確認の案内が見つかるかを点検しましょう。
紹介元との接点が減っている
過去に紹介を受けた会社や顧客ごとに、相談件数を並べます。Webだけを調べていても、紹介経路の減少は分かりません。担当者が変わった、連絡先が古い、現在の対応範囲が伝わっていない、といった可能性を確認します。
取引先へ連絡する際は、案件がないかを繰り返し尋ねるだけでなく、案内資料や相談窓口に変更がないかを確認しましょう。以前に対応できなかった案件があれば、その条件が今どうなっているかも伝えます。
紹介元の相談数自体が減っている場合もあるため、自社サイトの不備と決めつけないことが大切です。
原因に合わせて改善する順番を決める
受付の不具合が見つかったら先に直します。電話やフォームが正常であれば、確認できた状態に合わせて次の施策を選んでください。
状態 | 優先する改善 | 確認する結果 |
|---|---|---|
連絡先や受信に不具合がある | 番号、フォーム、通知先、担当の修正 | テスト送信と実際の受付 |
対象となる検索からの流入が少ない | サービス・地域の説明、ページ内容の見直し | 対象ページと検索語の表示・クリック |
対象の訪問者が相談に進めない | 料金条件、事例、入力項目、連絡方法の改善 | 有効な相談と相談前に聞かれること |
紹介だけが減っている | 紹介資料と連絡先、担当者との接点の確認 | 紹介元別の相談とその内容 |
変更した日と内容を記録し、同じ期間・対象で比べます。サイトの変更と広告増額を同時に行うと、どちらが影響したか分かりにくくなります。緊急の不具合は直しつつ、それ以外は確認する仮説を絞って進めましょう。
問い合わせ後の結果も確認する

相談が増えた後は、有効な問い合わせ、現地見積もり、受注まで記録します。対象外の相談だけが増えた場合と、受注につながる相談が増えた場合を分けて評価してください。
見積もり前によく聞かれる質問、日程が合わず断った理由、追加説明が必要だった料金条件を、営業資料やサイトに反映します。問い合わせ数だけを目標にせず、自社が対応できる依頼につながっているかを確認しましょう。
サイトに説明不足や使いにくい箇所がある場合、全面的な作り直しの前に部分改善も検討できます。WAKURUは、既存HPの部分改善、HPの新規制作、LP制作を支援しています。HP・LP制作の支援内容をご確認ください。



